ごめんなさいは言わない?言えない?言いたくない?

映像を映し出しているのは自分

【職場での例】
ベテラン女性がよく話す仲の良い(正しくは仲を良く見せるようにふるまっている)女性に向かって一言言いました。
「あの人、自分勝手だからじゃない?」

ふと、これからはちょっと距離を置いてつきあおう、という思考やなんとなく悲しい気持ちやネガティブな気持ちが心を占めました。

そんな感情が私を暗い気持ちにさせたとして話を続けますね。こんな時、昔の私であれば、このような感情に気づかなかったふりをしていました。

しかし今は以下の方法に意識的に乗っ取って自分の感情を観察します。
順を追って説明しますね。

【苦しい感情を手放す方法】
まずは、

①そう感じてしまう自分をそのまま受け入れ

ます。次に、

②昔の自分も同じことを悪気もなく、同様にしていたことがなかったか?

記憶を探ります。
過去の自分の行いを振り返ってみます。

ここには数日かかる場合もあります。
このような思考に慣れていない場合、もっとかかることもあります。
思い出せるまで、ふとまた苦しい感情はやってきます。
その時は①そう感じてしまう自分をそのまま受け入れ
②昔の自分の言動を思い起す
を実践してみてください。

自分のこころに何がひっかかっているのかを見つめる習慣をちょっとづつ意識的にすることは格段に生きやすさに繋がる作業です。
聖なる作業といえます。

話を戻しますね。

思い出そうとしても、そのような言動をしたことが無かったとした場合、次にこの視点から考えます。

③同じような感情にさせてしまったことはないのか?

こう考えると意外にすぐそんな出来事なら全くの悪気がなくても、そう感じさせてしまったことがよくあるのではと思えるかもしれません。

人それぞれ、何かしらのお互いの記憶の中で苦しい思いをしていた出来事が縁というもので絡みあっています。
自分の感情が大きくぶれた時に苦しい思いをして、まるでなんとも感じていないようにして、でも、夜中になんか苦しくて目が覚めて・・・

ふと、自分が過去に同じような言動をしたことを見つけ出せたら、はじめてその時の自分に悪気があったわけではなかったことに気づきます。
むしろ、一生懸命何かに認められるように頑張っていたのではないでしょうか。

【ごめんなさい について】
何かしら、過去の言動で思い当たる節があった時、

ごめんなさい

と、思うだけで大丈夫です。

ごめんなさいは、一生懸命生きているあなたが否定された言葉ではありません。

この言葉を言えるだけは言えるでしょう。
心を伴わないごめんなさいなら幾らでも言ってきたかもしれませんね。
でも、ちょっと大切なのは、ごめんなさいと感情を伴って思えることです。

悪気がなくて相手を傷つけてしまっていた時のあなたは、とても頑張っていたはずです。
どうにか仲間と打ち解けたいと考えていたはずです。
認められたいと思っていたはずです。
それが自分の存在意義だとさえ思っていたはずです。
その集団に身を置くことで、誰かを安心させることに繋がっていたはずです。
あなたは嫌だと思っているのに。
不本意ながら、不本意ながら、そうするしかその時はしょうがなかったのです。

と、いうことは今後もあなたを苦しめる言葉を言った人も、一生懸命生きている人です。
また、こうとも言えます。
その人は自分を犠牲にして、周りの気持ちを満たすために不本意ながらそのような言動を取っていると。

あなたが、誰かの一言で苦しい感情になった時、どうしてその言葉がひっかかっているのか、まずは思い巡らしてみることをおすすめします。

そして、中庸の感情からぶれた出来事は実は過去の自分の言動をどこかで責めている、という部分があることを思い出すことがカギです。

もし、あなたがその過去の出来事を思い出し、その相手に悪かったなと思えたら、あなたの心から一つ苦しい感情は消えます。
パターンが一つ消えます。
次に出会う人との関わりから、そのパターンが消えるというのはとても大きなことだと思います。
出会う人だって、変わります。

テーマに戻りますね。
ごめんなさいを、感情を伴って思い始めたら、あなたの人生はどんどん変容を始めます。
感情を隠したまま、麻痺させたまま生きるしかないと思っていたあなたの心に光の風穴が通り始めます。

ごめんなさいって心から思えることは素晴らしいことだと思います。
そして、それは思ったからといってあなたの命を引き換えに差し出さなければならないことではありません。
主張をしたいことは主張をしてはどうでしょうか。
ごめんなさいと思ったところはごめんなさいをしてはどうでしょうか。

内なる感情と外に出す感情を等しいものに少しづつ融合させていくとで
あなたの今回の人生で体験できるものは変容していきます。



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