事例:職場にて自分の居場所を保つのに必死で辛い時のヒント
こんな状況がありました。
上司である男性と、長年働いている男性が二人で長く使っているボロボロのファクス機について、早く入れ替えをしたいと話しているのです。
私はその話をちょうどトイレから帰ってきて、話の途中で耳にしました。
二人はそのファクス機のことを使い勝手が悪く、早く入れ替えをしたい・雑に扱う感じで良いですねなどど、物であったとしても私にとっては不快になるような会話をしていました。
一つの物(ファクス)に対しての話でしたが、私にとってはまるで誰か個人のことを不要だと話しているように感じました。
もしかしたら、本当に誰か個人の話をしていて、私(部外者)が入ってきたので急いで話のネタを変えたのかもしれないという思考に囚われました。もしかしたら、私のことを話しているのではないかとだんだん疑心暗鬼になってきました。今日はこの出来事を思い出して、きっと寝付くことができないだろうな・・・
そんな思考に至りました。
ここで、ふとあることを思いました。
その話をしている男性は実は部下から早く移動になってくれないかと影で言われていたのです。
また、もう一人の男性も訳があって、約1年間仕事を休まなければならない環境に入る直前の会話でありました。
私はこう考えました。
日ごろからこの男性二人は職場の人間に大切に扱われてなかったのかもしれない。
また、別の角度から見ると、私自身、この世を悲観的思考で捉えていた時には、その言われている立場、言う立場(ここがミソですが、決して悪気があったのではないのです。それはこの男性二人も言えることなのです)を過去世で体験してきたのかもしれない と。
もしくはこの現世において、私自身が同じように悪気がなかったとしてもそのような言動をしたのかもしれない。対象が人ならあまり考えられないのですが、(振る舞いとしては)それが物であったならあり得たのは簡単に予想がつきます。
そして、対象が人であったならあまり考えられないとは書きましたが、自分の内面~自動思考~では一体どうであったでしょうか?
自分だけが楽で良かった
大変なふりをしていれば良い
人が見ている時だけ一生懸命のふりをすれば良い
不本意だけど、自分以外の人が悪く言われているのであれば自分が言われているよりはいい
あの人がやめてくれたら、自分の居場所が確保される
私の中で、どの思考も巡っていたのは事実です。
たとえ、それが本当に選びたい思考であったかはさておきですが。
あなたの感情の中で、そんな思考で夜中眠れなくなるのであれば、今後はどんな世界を見たいか考えてみましょう。
例えば、私はこんな世界を見てみたい・・
それぞれの居場所がある。
互いの個性を認めている。
互いにフォローする気持ちがある。
体調が悪いときだけでなく、良い時でも相手を案じられる気持ちを持てる。
あなたは、どんな世界を見てみたいですか?
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